特定のPHPバージョンでスクリプトとWebサイトを実行する
ServBayでは、特定のPHPバージョンでスクリプトやWebサイトを実行することが非常に簡単です。本書では、スクリプトとWebサイトの両方で指定する方法について詳しく説明します。
スクリプトに特定のPHPバージョンを指定する
ServBayでは、コマンドラインを使用して簡単にPHPスクリプトのバージョンを指定できます。php-<version>
コマンドを使用すればいいだけです。例えば、PHP 5.6でスクリプトを実行するには、次のコマンドを使用します:
bash
$ php-5.6 version.php
Hello World
PHP Version: 5.6.40
$ php-7.3 version.php
Hello World
PHP Version: 7.3.33
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サンプルの説明
php-5.6 version.php
:PHP 5.6バージョンでversion.php
スクリプトを実行します。php-7.3 version.php
:PHP 7.3バージョンでversion.php
スクリプトを実行します。
この方法を使うと、異なるPHPバージョンの互換性を柔軟にテストして実行できます。
Webサイトに特定のPHPバージョンを指定する
Webサイト全体で実行するPHPバージョンを指定する必要がある場合は、ServBayの管理画面を使用して設定できます。
手順
ServBayの管理画面を開く: ServBayの管理画面を開き、管理コンソールにログインします。
ホスティング設定に移動する: ナビゲーションメニューから
ホスティング
をクリックします。特定のWebサイトを選択: Webサイト一覧から設定したいサイトを見つけ、右側の設定ドロップダウンメニューをクリックします。
PHPバージョンを選択する: 設定ドロップダウンメニューから使用するPHPバージョンを選択します。対応するPHPバージョンのサービスがインストールされ、稼働していることを確認してください。
注意事項
- PHPバージョンがインストールされていることを確認:PHPバージョンを選択する前に、そのバージョンのPHPがServBayにインストールされ、稼働していることを確認してください。
- 互換性チェック:PHPバージョンを切り替えた後、サイトの互換性をチェックし、すべての機能が正常に動作することを確認してください。
まとめ
ServBayでは、特定のPHPバージョンでスクリプトやWebサイトを実行することが非常に簡単です。コマンドラインを使用してスクリプトの実行バージョンを直接指定することも、管理画面を通じてWebサイト全体のPHPバージョンを指定することもできます。個々のスクリプトやWebサイト全体のいずれの場合でも、異なるPHPバージョンを柔軟に切り替えることができます。