PostgreSQL設定の変更
ServBayはPostgreSQLデータベースを提供し、柔軟な設定オプションを持っています。この記事では、ServBay内のPostgreSQL設定を変更する方法について詳しく説明します。設定ファイルの場所や一般的な設定項目についても触れます。PostgreSQLのバージョンによって、これらのファイルは/Applications/ServBay/db/postgresql/<version>
ディレクトリにあります。たとえば、PostgreSQL 16の設定ファイルは/Applications/ServBay/db/postgresql/16
ディレクトリにあります。
概要
ServBayでは、PostgreSQLの設定ファイルはバージョンごとに異なるディレクトリに保存されています。例として、PostgreSQL 16の設定ファイルは/Applications/ServBay/db/postgresql/16
にあります。主要な設定ファイルにはpostgresql.conf
とpg_hba.conf
があります。
設定ファイルの場所
postgresql.conf
:/Applications/ServBay/db/postgresql/16/postgresql.conf
pg_hba.conf
:/Applications/ServBay/db/postgresql/16/pg_hba.conf
一般的な設定項目と変更方法
postgresql.conf
postgresql.conf
はPostgreSQLの主要な設定ファイルで、データベースサーバーのランタイムオプションを設定します。
よくある設定項目
リスンアドレスの変更:
listen_addresses = '*'
1ポート番号の変更:
port = 5432
1最大接続数の変更:
max_connections = 100
1共有バッファのサイズ変更:
shared_buffers = 128MB
1ログファイルパスの変更:
log_directory = 'log' log_filename = 'postgresql-%Y-%m-%d.log'
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2スロークエリログの有効化:
log_min_duration_statement = 2000 # ミリ秒単位で、実行に2秒以上かかるクエリを記録します。
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pg_hba.conf
pg_hba.conf
ファイルはクライアント接続の認証方法を設定します。
よくある設定項目
ローカル接続の許可:
# "local" is for Unix domain socket connections only local all all trust
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2すべてのIPアドレスからのリモート接続を許可:
# IPv4 local connections: host all all 0.0.0.0/0 md5
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2特定のIPアドレスからのリモート接続を許可:
# IPv4 local connections: host all all 192.168.1.0/24 md5
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PostgreSQLの再起動
PostgreSQLの設定ファイルを変更した後、変更を有効にするためにはPostgreSQLサービスを再起動する必要があります。これはServBayの管理画面またはservbayctl
コマンドラインツールを使用して行うことができます。
ServBay管理画面を使用して再起動
- ServBay管理画面を開きます。
- 「サービス」までナビゲートします。
- 該当するバージョンのPostgreSQLサービスを探し、「再起動」ボタンをクリックします。
servbayctlによる再起動
コマンドラインツールservbayctl
を使用してPostgreSQLサービスを簡単に再起動できます:
servbayctl restart postgresql 16
まとめ
ServBayでは、PostgreSQLの設定ファイルは/Applications/ServBay/db/postgresql/<version>
ディレクトリにあり、postgresql.conf
とpg_hba.conf
が含まれています。これらの設定ファイルを変更した後、ServBayの管理画面またはservbayctl
コマンドラインツールを使用してPostgreSQLサービスを再起動して変更を有効にすることができます。