dnsmasq設定の変更
ServBayにはdnsmasqサービスが組み込まれており、柔軟な設定オプションを提供しています。この記事では、ServBay内のdnsmasq設定の変更方法について詳しく説明します。これには、dnsmasq.conf
ファイルの所在場所と一般的な設定項目が含まれます。
重要なヒント
設定ファイルを手動で変更しないでください。すべての設定ファイルはServBayによって自動生成され、手動で変更すると上書きされるリスクがあります。UIインターフェースを通じて変更してください。
概要
ServBay内では、dnsmasqの設定ファイルは/Applications/ServBay/etc/dnsmasq
ディレクトリにあります。以下は設定ファイルの詳細な場所です:
dnsmasq.conf
:/Applications/ServBay/etc/dnsmasq/dnsmasq.conf
domains.conf
:/Applications/ServBay/etc/dnsmasq/domains.conf
上流サーバーの設定
ユーザーは設定
- DNS転送
でdnsmasqに上流サーバーを設定することができ、設定後、ローカルで追加したドメイン名以外のすべてのDNS要求は上流DNSサーバーに転送されます。
デフォルトの上流DNSサーバーは、通常、DHCPで提供されるユーザーの現在のネットワーク出口のDNSアドレスを自動的に取得します。例えば、192.168.0.1
や10.0.0.1
などです。
dnsmasq.confの設定
dnsmasq.conf
ファイルは、dnsmasqの主設定ファイルであり、DNSやDHCPのさまざまなオプションを設定するためのものです。
一般的な設定項目
以下はいくつかの一般的なdnsmasq.conf
設定項目とその変更方法です:
DNSサーバーの設定:
server=8.8.8.8 server=8.8.4.4
1
2キャッシュサイズの設定:
cache-size=1000
1ドメインの設定:
domain=local
1DNSクエリログの有効化:
log-queries
1DHCP範囲の設定:
dhcp-range=192.168.0.50,192.168.0.150,12h
1
カスタムDNSレコード
dnsmasqはカスタムDNSレコードを設定することができ、小規模ネットワークや開発環境には非常に便利です。設定ファイルはdomains.conf
にあります。
STOP
domains.conf
はServBayによって自動的に上書きされるため、ServBayのローカルDNSサービスの管理を使用して変更してください。
サンプル設定
以下はいくつかのカスタムDNSレコードのサンプルです:
- ローカルドメイン名解決の設定:
address=/servbay.host/127.0.0.1
1
dnsmasqの再起動
dnsmasq設定ファイルを変更した後、サービスを再起動して変更を適用する必要があります。ServBayの管理画面またはservbayctl
コマンドラインツールを使用して再起動が可能です。
ServBay管理画面からの再起動
- ServBay管理画面を開きます。
サービス
に移動します。- dnsmasqサービスを見つけ、
再起動
ボタンをクリックします。
servbayctlでの再起動
servbayctl
コマンドラインツールを使用すると、dnsmasqサービスを簡単に再起動できます:
servbayctl restart dnsmasq -all
まとめ
ServBay内では、dnsmasqの設定ファイルは/Applications/ServBay/etc/dnsmasq
ディレクトリにあります。このファイルを変更することで、DNSサーバーやキャッシュサイズ、ドメイン、ログ有効化、DHCP範囲などを設定できます。また、このファイルを通じてカスタムDNSレコードを設定することも可能です。これらの設定ファイルを変更した後は、ServBayの管理画面またはservbayctl
コマンドラインツールを使用してdnsmasqサービスを再起動し、変更を適用します。