MariaDB設定の変更
ServBayにはMariaDBデータベースが付属しており、柔軟な設定オプションが提供されています。この記事では、ServBayでのMariaDB設定の変更方法について、設定ファイルの場所や一般的な設定項目を含めて詳しく説明します。MariaDBのバージョンによって、これらのファイルは/Applications/ServBay/etc/mariadb/<version>
ディレクトリにあります。
概要
ServBayでは、MariaDBの設定ファイルはバージョンに応じて異なるディレクトリに格納されています。例えば、MariaDB 11.5の設定ファイルは/Applications/ServBay/etc/mariadb/11.5
ディレクトリにあります。主な設定ファイルはmy.cnf
です。
設定ファイルの場所
my.cnf
:/Applications/ServBay/etc/mariadb/<version>/my.cnf
一般的な設定項目と変更方法
my.cnf
my.cnf
はMariaDBのメイン設定ファイルで、データベースサーバーの実行時オプションを設定するために使用されます。
一般的な設定項目
リスニングアドレスの変更:
[mysqld] bind-address = 0.0.0.0
1
2ポート番号の変更:
[mysqld] port = 3306
1
2最大接続数の変更:
[mysqld] max_connections = 200
1
2バッファプールサイズの変更:
[mysqld] innodb_buffer_pool_size = 256M
1
2ログファイルパスの変更:
[mysqld] log_error = /Applications/ServBay/logs/mariadb/error.log
1
2スロークエリログの有効化:
[mysqld] slow_query_log = 1 slow_query_log_file = /Applications/ServBay/logs/mariadb/slow.log long_query_time = 2 # 秒単位で、実行時間が2秒を超えるクエリを記録
1
2
3
4文字セットと照合順序の変更:
[mysqld] character-set-server = utf8mb4 collation-server = utf8mb4_unicode_ci
1
2
3
MariaDBの再起動
MariaDBの設定ファイルを変更した後、変更を有効にするためにはMariaDBサービスを再起動する必要があります。ServBayの管理画面またはservbayctl
コマンドラインツールを使用して再起動できます。
ServBay管理画面を使って再起動
- ServBay管理画面を開きます。
サービス
に移動します。- 該当バージョンのMariaDBサービスを見つけて、
再起動
ボタンをクリックします。
servbayctlを使って再起動
コマンドラインツールservbayctl
を使って簡単にMariaDBサービスを再起動できます:
servbayctl restart mariadb 11.5
まとめ
ServBayでは、MariaDBの設定ファイルは/Applications/ServBay/etc/mariadb/<version>
ディレクトリにあり、my.cnf
が含まれています。これらの設定ファイルを変更した後、ServBayの管理画面またはservbayctl
コマンドラインツールを使用してMariaDBサービスを再起動して変更を有効にすることができます。