AIプログラミングツールのワンクリックテイクオーバー
ワンクリックテイクオーバー(Takeover)を使うと、設定ファイルを手動で編集することなく、よく使うAIプログラミングCLIツールをローカルAIゲートウェイへ簡単に接続できます。テイクオーバー後は、これらのツールのリクエストが http://127.0.0.1:11580 を経由し、ゲートウェイで設定したベンダーへ統合的にルーティングされ、使用量やコストも一元管理できます。
動作原理
各ツールにテイクオーバーを実行すると、ゲートウェイは以下の工程を順に行います:
- ゲートウェイの健康状態を確認し、プロキシエンドポイントの利用可否をチェック。
- 専用の仮想キーを自動作成(キーは作成時のみ平文で返却され、ツール設定に自動保存)。
- 元の設定ファイルを
.bak拡張子でバックアップ(例:~/.claude/settings.json.bak)。 - ゲートウェイへ向けた設定を正確に書き込み/ディープマージし、他の設定はそのまま保持。
- 画面の状態を更新し、現在のテイクオーバー状況を表示。
テイクオーバーを解除した場合も「正確に解除」されます。設定が確実に本ゲートウェイを指している場合のみ関連キーが削除され、他の手動設定が消される心配もありません。
テイクオーバーの状態
各ツールは AIゲートウェイ → エンドポイント(Endpoints) ページにて、次の4種類の状態のいずれかが表示されます:
| 状態 | 意味 |
|---|---|
| テイクオーバー済み(本ゲートウェイ) | ツールがローカルAIゲートウェイを向いている状態 |
| 接続済み(他アドレス) | 他のアドレス(手動設定や別ゲートウェイ)へ接続中。ゲートウェイは上書きしません |
| 未テイクオーバー | ツールは検出されているが、ゲートウェイ未設定 |
| 未検出 | ツールの設定ディレクトリがローカルで見つかりません |
前提条件
- ServBayアカウントにログイン済み、かつチャネルページで少なくとも1つ有効なチャネルが設定されていること。
- 対象のAIツールがローカルにインストールされていること(ゲートウェイは設定ディレクトリの存在で検出)。
ワンクリックテイクオーバーの手順
AIゲートウェイ → エンドポイント(Endpoints) ページで、リストから対象のツールを選択し、ワンクリックテイクオーバーをクリックします。成功すると状態が「テイクオーバー済み(本ゲートウェイ)」となります。取り消したい場合は 解除/復元 をクリックしてください。
各ツールごとのテイクオーバー詳細
以下の表は、各ツールがテイクオーバー時に実際に変更される設定ファイルや内容を示しており、設定の理解やトラブルシューティングに役立ちます:
| ツール | 設定ファイル | 変更内容 | ゲートウェイアドレス |
|---|---|---|---|
| Claude Code | ~/.claude/settings.json | env.ANTHROPIC_BASE_URL + env.ANTHROPIC_AUTH_TOKEN | http://127.0.0.1:11580(/v1なし) |
| Codex | ~/.codex/config.toml | [model_providers.servbay] セクション + 先頭 model_provider = "servbay" | http://127.0.0.1:11580/v1 |
| Gemini CLI | ~/.gemini/.env | GOOGLE_GEMINI_BASE_URL + GEMINI_API_KEY の2行 | http://127.0.0.1:11580 |
| Qwen Code | ~/.qwen/.env | OPENAI_BASE_URL + OPENAI_API_KEY(OpenAI互換) | http://127.0.0.1:11580/v1 |
| Kimi CLI | ~/.kimi/config.toml | [model_providers.servbay] セクション + モデル定義 | http://127.0.0.1:11580/v1 |
| CodeBuddy | ~/.codebuddy/models.json | servbayモデルノードをディープマージ | http://127.0.0.1:11580/v1 |
| opencode | ~/.config/opencode/opencode.json | provider.servbayノードをディープマージ(各チャネルモデル集約) | http://127.0.0.1:11580/v1 |
| Crush | ~/.config/crush/crush.json | providers.servbayノードをディープマージ | http://127.0.0.1:11580/v1 |
Claude Codeのアドレスはなぜ /v1 を付けないのか
Claude CodeはAnthropicプロトコルを使っており、ゲートウェイ側で自動的に/v1/messagesなどのパスを付加します。そのためANTHROPIC_BASE_URLには/v1なしのゲートウェイルートアドレスが必要です。その他の多くのツールはOpenAI互換プロトコルのため/v1が必須です。ワンクリックテイクオーバーでは各ツールごとの仕様に自動対応するので、ユーザーが個別に区別する必要はありません。
復元とトラブルシューティング
- 元の設定を復元 — 解除をクリックすると、ゲートウェイは自動で本ゲートウェイ用設定のみ正確に削除します。また、同ディレクトリの
.bakバックアップから手動で復元も可能です。 - 「接続済み(他アドレス)」と表示される — ツールが他のアドレス(手動設定や別ゲートウェイ)を指している状態です。設定を守るため自動テイクオーバーされません。先に設定を手動で消去してからテイクオーバーを実行してください。
- テイクオーバー後にツールがエラーを出す — ゲートウェイのプロキシサービスが起動しているか、チャネルが正常か、仮想キーが失効していないかを確認してください。統計とモニタリングページでリクエストが届いているかも確認できます。
よくある質問(FAQ)
- Q:ワンクリックテイクオーバーで元のツール設定は壊れたりしませんか?
- A:壊れません。ゲートウェイは自分に関係するキーのみ正確に書き込み/マージし、元ファイルは必ず
.bakにバックアップします。他の設定は変更されません。
- A:壊れません。ゲートウェイは自分に関係するキーのみ正確に書き込み/マージし、元ファイルは必ず
- Q:テイクオーバー後、手動で元に戻せますか?
- A:可能です。「解除」をクリックしてゲートウェイで元に戻すか、
.bakバックアップで手動復元できます。
- A:可能です。「解除」をクリックしてゲートウェイで元に戻すか、
- Q:テイクオーバー用に使われる仮想キーはどこにありますか?
- A:ゲートウェイがテイクオーバーした各ツール用に自動で仮想キーを作成しており、キー管理ページで確認・管理できます。
- Q:リストで「未検出」と表示される場合?
- A:ローカルにツール設定ディレクトリが見つかりません。該当ツールをインストールし、一度実行すると設定ディレクトリが生成され、その後テイクオーバーが可能です。
まとめ
ワンクリックテイクオーバーによって、「ツールごとに設定ファイルを手動編集する」という煩雑でミスしやすい作業を、1回のクリックで自動化できます。仮想キーの自動作成、バックアップ、自動精密マージ、いつでも復元可能。統一されたチャネル・利用量管理と合わせて、手持ちの全AIプログラミングツールを同じベンダー設定・コストビューで管理できます。独自コードからゲートウェイにアクセスしたい場合は、エンドポイントと環境変数もご覧ください。
